捨て方

枕を捨てるとき、枕と枕カバーで出し方が分かれる市がありました——横浜市の分別辞典では、枕は燃やすごみ、まくらカバーは古布

新しい枕が届いた日、古い枕をどうするかで手が止まることがあります。

中身はわたのものもあれば、そばがらやパイプのものもあります。大きさも、頭ひとつ分のものから、抱えて眠る長いものまでさまざまです。

燃えるごみの袋に押し込めば済みそうに見えても、住んでいる市の決まりが同じとは限りません。袋に入らない大きさなら、別の申し込みが要る市もあります。

もう一つ迷うのが、枕カバーです。外して洗ってきたカバーは、枕と一緒の袋でよいのか。それとも布として別に出すのか。

最初の記事では枕の品質表示を、2本目の記事では通販の返品を、消費者庁の資料から読みました。今回は、使い終えたあとの話です。

開いたのは、横浜市・仙台市・大阪市・船橋市が公開している分別の一覧です。どれも2026年9月27日に読んだときの記載を写しています。ほかの市区町村の決まりは、この記事では読んでいません。

この記事でわかること
・枕の区分の呼び名は、4市で燃やすごみ・家庭ごみ・普通ごみ・可燃ごみと分かれていた
・大阪市は30センチメートル、船橋市は50cm四方を境に、それを超える枕を粗大ごみにしている
・横浜市と仙台市の一覧の枕の行には、大きさの条件が書かれていなかった
・横浜市は、まくらカバーを枕とは別の「古布」に分けていた

枕は、何ごみになるの?

わたの枕も、そばがらの枕も、同じ出し方でいい?

4市の一覧は、枕を素材で分けず、1つの行で載せていました。

横浜市のごみ分別辞典「ミクショナリー」のま行の一覧で、枕の行は「燃やすごみ」でした。行に、大きさや素材の注記はついていません。

仙台市の「五十音で引くワケ方事典」でも、枕の行は「家庭」の一語です。この事典の凡例で、「家庭」は家庭ごみを指していました。ここにも大きさの注記はありません。

大阪市の「品目別収集区分一覧表(50音順)」は、行の名前そのものに大きさを書いていました。

枕(最大の辺または径が30センチメートル以内のもの)

この行の区分は「普通ごみ」です。4市で見比べると、同じ枕が燃やすごみ・家庭ごみ・普通ごみ・可燃ごみと、別の名前の区分に入っていました。中身の素材で行を分けた一覧は、4市の中に1つもありません。

大きな枕は、粗大ごみになるの?

抱き枕のような長いものは、袋に入らないけれど?

大阪市と船橋市は、大きさの境を数字で書いていました。

大阪市の枕の行には、30センチメートルを超えるものは粗大ごみ収集受付センターへ申し込むよう、続けて書かれています。境は「最大の辺または径」で、枕のいちばん長い辺で測る書き方です。

船橋市の「50音別ごみ分別一覧表」のマ行は、まくらの行にこう書いていました。

50cm四方以内のものは可燃ごみ

続けて、もう一行あります。

50cm四方を超えるものは粗大ごみ

大阪市の30センチメートルと、船橋市の50cm四方では、境の数字も測り方の言葉も違います。同じ大きさの枕でも、大阪市では粗大ごみ、船橋市では可燃ごみになる場合がある、ということです。

横浜市と仙台市の一覧の枕の行には、大きさの境が書かれていませんでした。抱き枕という行は、4市の一覧のどこにも立っていません。

枕カバーは、枕と一緒に出していい?

洗ってあるカバーも、枕と同じ袋でいい?

横浜市は、まくらカバーを「古布」に分けていました。

横浜市の一覧では、枕のすぐ下に「まくらカバー」の行があります。区分は「古布」で、燃やすごみとは別の区分です。行には、次の注記が付いています。

※汚れのひどいものは燃やすごみへ

汚れのひどくないカバーは古布、汚れのひどいカバーは燃やすごみ、という分け方です。枕とカバーを一つの袋にまとめる前に、カバーだけは行を確かめておく必要があります。

枕カバーの行は、仙台市・大阪市・船橋市の一覧に見当たりません。行が無いことが、枕と同じ扱いを意味するのかどうかは、書かれていません。

布団と一緒に片付けるときは?

寝具をまとめて捨てるとき、枕だけ別になる?

横浜市と大阪市の資料では、布団は枕と別の行で扱われていました。

横浜市の粗大ごみのよくある質問に、布団は粗大ごみになるかという問いがあります。答えは、次の一文から始まります。

種類と大きさによりますので該当する選択肢をお選びください。

選択肢の一つは、こう書かれていました。

折りたたんだ状態で一番長い辺が、50cm以上になる布団、マットレス、電気毛布の場合

大阪市の一覧では、「ふとん・毛布」の行が粗大ごみで、処理手数料がこう書かれています。

処理手数料 1束(4枚まで)200円。

大阪市では、30センチメートル以内の枕は普通ごみ、ふとん・毛布は粗大ごみでした。寝具をまとめて片付ける日でも、枕と布団で出し方が分かれることがあります。

一覧に載っていないときは、どこに聞くの?

うちの市の一覧に、枕の行が無かったら?

仙台市の事典は、載っていない品目の問い合わせ先を冒頭に書いていました。

※掲載していない品目について、分別方法や出し方が分からないときは、環境事業所または家庭ごみ減量課にお問い合わせください。

仙台市の事典は、ページの更新日を2026年3月1日としていました。一覧は改められることがあるので、捨てる日に住んでいる市区町村の一覧を開き直すのが確かです。

この記事で確認したこと

枕を捨てる前に、4市の分別の一覧が書いていたこと
・横浜市は燃やすごみ、仙台市は家庭ごみ、大阪市は普通ごみ、船橋市は可燃ごみ(呼び名が分かれる)
・大阪市は最大の辺または径が30センチメートルを超えると粗大ごみ
・船橋市は50cm四方を超えると粗大ごみ
・横浜市と仙台市の枕の行には、大きさの境が書かれていなかった
・横浜市は、まくらカバーを古布に分け、汚れのひどいものは燃やすごみとしていた

よくある質問

中身がパイプやビーズの枕も、同じ出し方ですか

今回読んだ4市の一覧には、枕の中身の素材で行を分けたものはありませんでした。素材で扱いが変わるかどうかは、4つの一覧からは分かりません。住んでいる市区町村に確かめてください。

抱き枕は、枕の行で読めばよいですか

抱き枕の行は、4市のどの一覧にも見つかりませんでした。大阪市と船橋市の枕の行は大きさの境を書いているので、長い抱き枕はその境を超えることがあります。扱いは市区町村に確かめてください。

枕カバーの素材表示は、どこを見ればいいですか

枕カバーは家庭用品品質表示法の対象で、枕そのものは対象外の側に並んでいることを、最初の記事で読んでいます。カバーのタグに表示者が書かれていれば、そこから素材を確かめられます。

この整理が変わる条件


出典

枕を袋に入れる前に、カバーを外して、それぞれの行を開いてください。

上の出典を引いて確かめた日:

次に読む

記事をすべて見る